どんなソフトを使ってる?ロゴ作成に便利なフリーソフト4選

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ロゴ作成に欠かせないグラフィック作成ができるツール。それらは有料版のソフトウエアなら必ずしも便利で使いやすいというものではありません。グラフィック作成ができるツールのなかには、機能や操作性に優れていることで高い評価を受けているにもかかわらず、無料(フリー)で使えるソフトウエアがあります。

今回は、ロゴ作成に使えるフリーソフトを4点紹介します。

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ロゴ作成に使うフリーソフトの選び方

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フリーのグラフィック作成ソフトを選ぶ際に注意したいポイントは3つあります。1つ目は、テンプレートが豊富にあることです。また、利用できる素材や写真も多いほどよいでしょう。ロゴを作る上でのコツとして、テンプレートや素材の有効利用が重要です。

1からすべてを作りあげるのではなく、すでにあるものを利用することで、素早くクオリティの高いロゴを作り出せます。2つ目は日本語対応であることです。フリーソフトは日本語に対応しているとは限りません。未対応の場合もあるので海外製のソフトウエアを使うときには注意してください。

Adobeのような大手が提供しているソフトウエアでは日本語対応しているものが多いです。3つ目は商用利用ができることです。フリーで使えるツールのなかには、商用利用のみ無料としているものがあります。後にトラブルとならないように、仕事として使う場合は商用利用可能かを確かめてから利用するようにしましょう。

初心者からプロまで使いやすいと評判「Visme」

「Visme」は大手企業でも利用実績があるフリーソフトです。使用実績がある代表的な会社はIBM( International Business Machines Corporation)・チューリッヒ(Zurich Insurance Group Ltd.)・ユニリーバ(Unilever plc)などです。

世界で1億人以上が利用しているソフトウエアで、インターネット環境があればどこにいてもロゴ作成ができます。オフライン環境でじっくり作業したいのであれば、ソフトウエアをダウンロードして使うことも可能です。豊富なテンプレートを利用して、ドラッグ&ドロップするだけでサクサクとロゴ作成ができます。

このソフトウエアを使えば、高いスキルがなくともイメージしたロゴを直感的に形にできるでしょう。PDF・PNG・MP4・GIF・HTML5などの形式を読み込み、簡単に好みの形式にエクスポート可能。ロゴ作成以外への転用もしやすいソフトウエアです。

PPTX(パワーポイント形式)にも対応しているので、プレゼンテーションソフト代わりに利用する人も少なくありません。

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テンプレート42万種類・写真素材8,000種類!素材で選ぶなら「Canva for Windows」

「Canva for Windows」はブラウザ上で扱える無料ツール「Canva」のダウンロード版です。ブラウザー版と合わせて使えば、OSや作業環境にあまり左右されないでロゴ作成ができます。ロゴ作成する上でアイデアのひねり出しはとても重要な作業です。

しかし、1つ2つのロゴならともかく、いくつものロゴを手助けなしで考え出すのはとても大変な作業といえます。「Canva for Windows」は豊富な素材とテンプレートで、アイデアを生み出す手助けをしてくれるフリーソフトです。

自分のイメージに合う素材をテンプレートに組み合わせていくだけで、すてきなロゴを作り出すことが可能です。デザイナーがよく用いるタイプの素材や、ほかのソフトウエアでは有料となってしまうフォント素材などもたくさん収録されているので、それらを利用するだけでも、このソフトウエアをダウンロードする価値があるでしょう。

なお「Canva for Windows」の本来の機能は、バナーやポスターなどをデザインすることです。そのため、ロゴだけでなくウェブページを総合的にデザインしたいときや、プレゼンテーション資料を作成したいときにもその力を発揮するでしょう。

ファイルはJPG・PNG・PDFに書き出し可能。印刷にも対応できるクオリティなので、印刷したものをそのままロゴデザインの原案として提出することもできます。

ベクター図形に初めて触れる人でも安心の「Vectr」

ロゴ作成では、拡大縮小しても崩れない図形を求められることがあります。ロゴは使われる場所に応じてサイズを変更する必要があるためです。そのため、崩れない図形を提供する場合は、ベクター図形(形式)でロゴを作成するのが一般的となっています。

ベクター図形は数式で構成されているので、画像の美しさを保ったまま簡単に拡大縮小ができるからです。

「Vectr」はベクター図形の作成に最適なソフトウエアです。このソフトウエアを使えば、直感的で簡単な操作で、ベクター図形を描けます。「Vectr」にはたくさんのチュートリアルが含まれています。1つずつチェックしていけば、初めてベクター図形の作成に挑戦する人でも、操作でつまずくことはないでしょう。

より高度な学習がしたい場合には、Vectr公式ウェブサイトを訪れることをおすすめします。さまざまなチュートリアルが用意されているので、無理なくスキルを伸ばせるでしょう。チュートリアルはロゴ作成の初心者だけでなく上級者からの評判も高いです。

なお、「Vectr」にはデスクトップ版とブラウザー版があります。ロゴ作成環境に合わせて最適なものを選ぶとよいでしょう。

使いなれたソフトウエアは強い!「Adobe Experience Design CC(Adobe XD)」

デザインに興味がある人なら、illustratorやphotoshopといったAdobe社のソフトウエアに一度は触れた経験があるのではないでしょうか。「Adobe Experience Design CC(Adobe XD)はAdobe社のグラフィック作成ソフトに慣れている人に最適なフリーソフトです。

機能はシンプルなものの、ベジェ曲線の描画からグルーピングやレイヤーなど、ロゴ作成に必要なものはすべて取りそろえられているので、作業に困ることはないでしょう。むしろ、シンプルになった分だけ軽快に動作するので、さくさくロゴ作成を進めることが可能です。

書き出し形式はPNG、SVG、PDFに対応しています。

ただし、illustratorに慣れている人は、パスファインダー機能(多数の図形を構成する要素を、合体させたり分割したりする機能)がないことには注意してください。そのため、「Adobe Experience Design CC(Adobe XD)」をうまく使うには、ベジェ曲線の作成に慣れておく必要があります。

なお、アドビ公式のチュートリアルや専用のサポートコミュニティが用意されているので、本格的にこのソフトウエアを使ってみようと考えている人は、それらの利用も検討するとよいでしょう。

まずはダウンロードしてみよう!作業に合わせたソフトウエアを選ぶのがロゴ作りのコツ!

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ロゴ作りにおいて大切なのはアイデアです。アイデアをしっかりと練り込みさえすれば、フリーソフトであっても素晴らしいロゴを作りあげられるでしょう。ただし、どのソフトウエアにも一長一短があります。作業ごとにソフトウエアを組み合わせて使った方が効率よく作業を進められるでしょう。

まずは今回紹介したフリーソフトをダウンロードして試してみてはいかがでしょうか。